効果的なTwitter運用のためには基本的に発信するテーマ選定、記事や動画などのコンテンツ供給が重要となります。AxrossでもTwitter運用についてのレシピがいくつかあります。
しかしそれらが充分な場合でもアカウントのフォロワー層の動向を見誤ると、思うように運用が進まないということがあります。例えばフォロワー層に学生が多いか社会人が多いかによって、就業と学業の時間帯の違いによってツイートに反応がつきやすい時間帯が変わってくることが考えられます。
一般的には朝の通勤・通学時間やお昼休憩の時間、夜のプライベートの時間にSNSを閲覧する余裕が生まれると言われていますが、上述のことからアカウント単位でフォロワー層によっていいねがつきやすい時間帯には個人差が出てくるという仮説が立ちます。
以下は孫正義 氏のTwitterアカウントから最新ツイート100件を解析し、投稿された時間帯毎にいいね数を集計したヒストグラムになります。横軸が0~23の時間で、縦軸が各時間帯毎のいいね数の合計です。今回解説するPythonプログラムで作成しました。
※2021/08/06 16:30(JST)調べ
このようにフォロワー数が極めて多いアカウントで分析すると、一般的なユーザーの傾向が分かり易いです。注目すべきは最も多くいいねを獲得している投稿の時間帯が19~22時に集中していることです。3~10時に特徴的なピークの谷があるのは朝のツイートが少ないためでしょうか?
Pythonを使うことでTwitterAPIによる投稿データの取得や、matplotlibによるデータの可視化をすることができます。今回はTwitterのデータから画像のようなヒストグラムを一括で作成するプログラムの解説をします。